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フローズン・リバー  オバちゃんだけどバディムービー

フローズン・リバー
この間『フローズン・リバー(Frozen River)』という映画を観てきました。なかなかお勧めだったので、ざっくり書いてみようと思います。
この作品はアメリカでは2008年の公開で、アカデミー賞脚本賞と女優賞にノミネートされています。日本では今年からの公開で、わしはシアターキノで観てきました。客はけっこう多めに入っていて、年齢層は若干高めでした。

フローズン・リバー、凍った川という意味です。舞台はニューヨーク北部のカナダとの国境沿い。2人の子供を持つレイという極貧のオバサンと、モホーク族のライラというおすぎと美川憲一を足して2で割ったような女が、カナダからの不法移民の運び屋としてなんとかお金を儲けていくという内容です。
その不法入国のルートが、凍ったセントローレンス川なんです。車で渡って行くんです。どうしてか。そこを通れば警察にパクられないからです。
もともと先住民だったモホーク族のコミュニティーに、後から入ってきた白人が勝手に国境線を引いてカナダと米国を分け、彼らの居住区を分断してしまったんです。モホーク族の領地は米国の警察は管轄外で、凍った川は最良の入国ルートだったわけです。
実際にもこういった方法でカナダからテロリストや不法入国者がアメリカに入ってくるケースは多いそうです。

かなりざっくり社会情勢を書きましたが、この映画の内容について思った事を書きます。
正直、酔いました。『ブレア・ウィッチ・プロジェクト(The Blair Witch Project)』や『クローバーフィールド/HAKAISHA(CLOVERFIELD)』でも全然酔わなかったのに、この映画ではちょっと酔いました。
何故かというと、望遠での手持ちの多用、極端な「引き」と「寄り」の繰り返し、車内からの視点での運転シーンの多さ、そしてオバちゃんしか登場しない虚無感(これは嘘)です。
「寄り」が多いのは解せます。表情で説明したいという監督のうっとうしいぐらい(素人並)の気持ちはガッチリ感じました。「引き」も理解できます。子供は割りと「引き」ですが、距離感を出したかったんでしょう(多分)。要するに、子供を相対的に撮ることによって、母親に感情移入させているんですね。
ただ、不器用なまでに「寄り引き」が繰り返されるので正直疲れました。まあわざとそうしてるのかも知れませんが、どうなんでしょう、もう少し落ち着いたカットを挟んでも良いのではないでしょうか。

それから、途中で赤ん坊が登場するシーンがあります。死にかけた赤ん坊を運ぶんですが、おすぎが抱きしめて生き返らせるんです。あれは何のメタファーなんでしょう? ちょっとわかりませんでした(勉強不足)。キリストの何かなのかな、とは思うんですが、詳しくはわからないので、わかる方教えてくださいな。

この映画、タランティーノがエキサイティングだって誉めていたけど、あまりあてにしちゃあダメですよ。ああいうのって言わされてる事が多いですからね。それに他人の感覚と同じってことはなかなかないですから。っていうか(地味だぜ~・・・)。
でも、非常にお勧めですよ。監督はこれがデビュー作みたいですが、ああ新人っぽいなあと思いました。しかも女性監督。テーマや内容は違えど前回紹介した『新しい家族(Мужики!)』(過去記事)に通じるところもありました。どちらも「野郎」を強く意識した話だからです。


フローズン・リバー  公式ページ
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genre : 映画

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札幌在住。おとこ。
ボケ防止でブログ開始。
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学校で映画を勉強。
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