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この素晴らしき世界  ブラックコメディ映画として理解したッ

今日は『この素晴らしき世界(MUSIME SI POMAHAT)』という映画について書こうと思います。
チェコの映画で、ナチス占領下におけるチェコの人々を描いた作品です。
詳しい内容はこちら→シネマトピックス(ネタバレっぽいからDVD観てください)
このブログではあらすじなどはほぼ語りませんので・・・(めんどry)。

わしはこの映画、確かその昔に一度観たんですが記憶がほぼ消滅してまして、先日、ほぼ新たな気持ちで観ました。
でですね、物語の序盤なんですが、セリフでの説明や伏線のばらまきの応酬で、すっごい冷めました。
説明しなきゃならないことがいっぱいあるのはわかりますよ。例えば子供ができないとか、脚が悪いとか、ヨゼフとホルストの関係だとか、ドイツ軍の状況だとか、街の医者がどーこーだとか。戦時中だし、複雑な人間関係や心理状況があるっていうのは、伝えなくてはいけません。ですがこの映画は全部セリフ、全部会話でそれを説明しちゃうんです。そのせいで非常に観ていてつらくなってくるんですよ。

じゃあどうすればいいのか、というのは簡単で、『ト書き』を多くすればいいんです。
例えばAという人がいて、脚が悪いという事を観客に説明するシーンを用意するとしましょう。その際、脚本に
 A「俺は脚が悪いんだぞ」
という会話文を書くんじゃなく、ト書きで
 A、右足を引きずって歩く。
と書けばいいんです。そうすればAの脚の状態がわかります。
この映画には、そういう、ト書きで説明すればいいのにと思うシーンがたくさんありました。

そして映像も非常に見づらかったです。ときどきシャッタースピードを落としたような撮影のシーンがありました。おそらくは緊張感を高めようという演出なのでしょう。それぞれの監督の考える演出なので否定はしませんが、わしにはセリフの説明も重なってかひどくうっとうしく感じました。無論、スタイリッシュでもなんでもなかったです。

そしてこの作品、コメディ映画というふうに言われていますが、ハッキリ言って違います(定義なんてないから、ハッキリとは言えないか)違うと思います。たま~に出てくるユーモアも別に笑わせようという目的ではなさそうだし、まあごく普通の映画です。
でも、仮にコメディだとしましょう。ならどこにその要素があるのか。それは邦題です。『この素晴らしき世界』なんて、どこからこんな言葉が出てきたのだろうか?原題は英語じゃないからちょっとわからないけど、洋題は『Divided We Fall』となっています。もとは慣用句のUnited we stand, divided we fallで「結束しなくては倒れるぞ」という意味です。全然邦題とは違いますね。素晴らしい世界だなんて一言も言っていない。むしろ内容からして、さんざんなドツボの世界です。そこへこの邦題ですから、これはおそらくブラックジョークなんですねー。太ってる人に痩せてるねーってニヤニヤしながら言うようなもんです。フフフ。日本人不謹慎だ~。

と、まあ観て損は全然ない映画ですんで、ぜひご覧下さい。


この素晴らしき世界  amazonです。
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theme : 最近見た映画
genre : 映画

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ホモルカ

Author:ホモルカ
札幌在住。おとこ。
ボケ防止でブログ開始。
ボケ担当。
学校で映画を勉強。
でもブログは好き勝手書くよ。
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