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ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録  機体にfuckと書くな、ワイセツだ

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今日は『ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録(Hearts of Darkness)』という映画について書きます。
この作品は、かの有名な『地獄の黙示録(Apocalypse Now)』という映画の舞台裏をコッポラさんの奥さんが記録した、ドキュメンタリー作品になっています。
詳しい事は→goo映画(本編是非観て下さい)

『地獄の黙示録』を観た人はこの作品を観ることを薦めます。いや、絶対観た方がいいです。
まず『地獄の黙示録』のキルゴア中佐で笑って、ランスで笑って、カーツ大佐の説教で笑って、そしてこの『ハート・オブ・ダークネス』でのコッポラのキレっぷりで笑って下さい。

と、まあそれはいいとして。


ジャングルでの撮影や当時の世相、国際情勢、映画製作における資金や契約の問題など、制作における問題が諸々浮き彫りになっていて、映画を完成させることがどれだけ大変かが思いっきり伝わってきます(自主制作ですら大変)。
それに、なんたってコッポラさんがひどい目にあってますから。金は足りないわ役者は言う事聞かないわで主役は交代するわで、死にかけてます。実際自殺寸前だったっていう話です。

当時ってのはベトナム戦争が終わって、帰還した兵士とかがみんなヤク中だったりしたわけです。そんな中、撮影部隊もジャングルの撮影やら天候の荒れやらロケ地であるフィリピンの内戦やらでストレスたまりまくって、ヤクやったり飲んだくれたりしてボロクソだったんです。そこへマーロン・ブランドが好き勝手やるわけですから、とてもじゃないけど『地獄の黙示録』はもうグチャグチャな内容なんですよ。なんかあるごとにコッポラが脚本を何度も書き直したりするからですけど。特にマーロンの登場する後半なんかわけわからなくなってきてて、ある意味スタンリー・キューブリックさんの映画ぐらい意味不明な話になってきます。


しかしですね、キューブリックさんってのは実は、わざと説明しないっていう手法をとっているんですよ。

2001年宇宙の旅(2001: A Space Odyssey)』を引き合いに出しますが(有名だから)、あの映画観ても意味不明ですよね(理解力ないだけ?)。おおまかなストーリーはなんとなくわかるけど細かい部分が全く説明なしですよね。アーサー・C・クラークの原作が割と有名だから「モノリス」とか説明がなくてもわかるけど、映画はほとんど何の説明もしません。
しかしそれによって、不気味な感じを出してるんです。何かわからない未知への恐怖、あるいは己への恐怖。キューブリックの作品は必ずそういった説明不足による恐怖の演出をするんです。
で、この『地獄の黙示録』も何がなんだかわからないんですが、それがかえって戦争状態の不気味さや恐ろしさを醸し出す事に成功してるんです。

キューブリックさんはその意味不明な事象への恐怖やら不安を計算で描いていた。
一方コッポラは、『地獄の黙示録』でそれを偶然引き起こしてみせた。
『ハート・オブ・ダークネス』を観ると、その偶然具合がホント良くわかります。

ちなみに、キューブリックさんの計算が凄いって言ってるわけじゃないです。その演出が『バリー・リンドン(Barry Lyndon)』みたいに脚本にあまり功を奏さない場合もありますし(笑)。


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ホモルカ

Author:ホモルカ
札幌在住。おとこ。
ボケ防止でブログ開始。
ボケ担当。
学校で映画を勉強。
でもブログは好き勝手書くよ。
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