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お勧めマニアック映画紹介コーナー  おっぱいとお月さま

おっぱいとお月さま
今日は久しぶりにマニアック(であろう)な映画を紹介します。タイトルは『おっぱいとお月さま(La Teta i la Lluna)』といって、スペインとフランスの合作です。
ただ、そんなに良くは・・・。いや、そんなことは今書く事じゃないな。
っていうかなんで家にビデオあったんだろう・・・。
ということで→goo映画(ネタバレです) 動画もあるよ

で、どんな話かっていうと、8歳の少年テテに弟ができて母親のおっぱいを独り占めできなくなったっていって、フランスからやってきたおっぱいの大きくて旦那とハードなSEXばっかりやってる踊り子におっぱい頂戴って頼むという、何て言うか男ならちょっと期待しちゃうような内容です。
しかし期待して観ると、冒頭のむさ苦しい野郎ばっかのスペインの祭りのシーンでうんざりします。ムキムキの屈強な男どもが何重にもなって塔を作るという画はおっぱいとは程遠く、逆におっぱいへの期待感を高めているな、という演出にちょっと胸を膨らませます。
ところがですね、そのおっぱいの描写が非常に雑でですね、エロチックでもなんでもないんです。ただポロンと出したり、ホレホレおっぱいだぞ、っていう感じで、そこに隠されたエロチシズムが全くないんです。

演出が下手だなあ、と思ったんですが、これはわざとなんですね~。

どういうことかって言うと、この物語は最初っから最後までずっと主人公のテテのモノローグで展開していくんですよ。つまり、8歳の子供の視点でストーリーが語られていくんで、視点も子供の視点にしてるんですね。だからエロくない。

男ならわかると思うんですが、このぐらいの年齢の頃ってやっぱり大人の女性の身体の違いに気付き始めて、テレビの水着タレントとか近所のお姉ちゃんとか、わしの場合は姉の友達とトランプやって下向いてる時に谷間が見えて目がそっちに釘付けになったりとか、そんな感じにおっぱいとか気になるんですが、エロくは見てないでしょ? いいな~、さわってみたいな~とかは思うけど、まだセクシャルな目じゃないですよね。
この映画ではそれを表現してるんですね、おそらく。

ただ、そのモノローグが延々と続くので、中盤あたりからもういい加減に嫌になるんですよ。モノローグってのは要するに説明ですからね。説明しなくていいところまで喋っちゃうと、冷めちゃうんですよね。
で、この主役の子は演技経験がないんですけど、それもおそらくモノローグで全部説明があるから演技力をそんなに必要としていなかったんでしょうね。

そしてまあ話が展開していくんですが、どうもちょっと散漫で、うまくまとまってないんです。
例えば序盤、パリから来たエストレリータと最初に会ったのはミゲルなのに、どうしてテテは彼女を知ってて見世物小屋まで見に行ったのかがさっぱりわかんないんですよ。
ミゲルというのはテテの年上の友人で、彼がエストレリータを見て恋に落ちたっていうシーンはあるんですけど、テテが彼女の存在を知るシーンまたは説明がないんです。要するに、ミゲルから聞いたのでしょうか? じゃあなぜミゲルはテテに黙って見世物小屋へ来てるの? その辺はけっこう重要で、テテがどれだけおっぱいに飢えているか、それはすなわち大人になることへの不安感なんですが、それをリアクションで示せるいい機会だったのになあと思いました。

それと、月に関する描写があまりにも薄すぎです。爺と月見て「あ~月行きて~、お月さまおっぱい頂戴!」って言うだけ。そりゃあないよ。
要するに月っていうのは、おっぱいと対比にし、子供が大人になることへの期待感っていうものを表現して、同時に早く大人になりたい、大人になって宇宙飛行士になって月面に行きたい、けどおっぱいも飲みたいっていう葛藤を描きたかったんですね、多分。
なんですが、月が全然出てきませんから、記号に成り下がっているんです。『ジョゼと虎と魚たち』(過去記事)でいう虎と魚たち並みの薄さですよ。まったくもう、もったいない。

ラストも、主人公があることをしているカットが入るんですが、それやっちゃダメでしょ。せっかくあることに成功したのに、そのカットのせいで何を言いたいのかが曖昧になってるし、結局「おっぱいっていいよね~」って言わなくてもわかるようなことしか描けていないことになる。それならポルノとか巨乳のグラビア見た方が断然いいわけです。


はい、そんな感じです。作品としては、フェデリコ・フェリーニのオマージュ作っていうか、まあジュゼッペ・トルナトーレの『ニュー・シネマ・パラダイス』的なパクリですね。ただそれが、上手くいってるかと言えば残念な結果でですね、せっかくテーマが魅力的なんだからもっと自分のやりたいようにやればいいのに、って思いました。オマージュ捧げる前にさ。
でも、なんとなく評価しちゃうような要素がけっこう入ってるんで、いい映画っぽくできてます(わしの嫌いな)。だからきっと評価する人も多いんでしょうね。

そういやスピッツの曲に「おっぱい」ってあったな。良い曲だけど。


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札幌在住。おとこ。
ボケ防止でブログ開始。
ボケ担当。
学校で映画を勉強。
でもブログは好き勝手書くよ。
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